日時 2000年 9月12日(火) 13時50分〜14時40分 場所 経済学部5階視聴覚室 講演者 山口拓洋 (医学系研究科 生物統計学) 演題 がん臨床試験データに対するWLWモデルの適用 概要 表在性膀胱がんの再発や喘息発作など、臨床研究においては一人の患者 さんに繰り返し同一のイベントが生じることがある。また、がんに対する治 療効果を検討する際には、生存時間だけでなく無再発生存時間も重要な評価項 目である。このような多変量の生存時間データに対して、Cox回帰の拡張を中 心に様々な解析手法の提案がなされている (Wei and Glidden, 1997)。そのよ うな手法のうち、今回は周辺アプローチであるWLWモデル (Wei ,et al., 1989) をがん臨床試験データに適用した例を紹介する。