日時 2001年6月12日(火) 15時50分〜16時40分 場所 経済学部5階視聴覚室 講演者 矢野 亮(経済M2) 演題 格子データにおける空間的自己相関と空間回帰モデルの紹介 概要 本報告では空間データ、その中でも可算個の空間領域上の確率過程から 得られた観測値である格子データ(Lattice Data)を取り上げる。 このようなデータにおいては、隣接する位置や地域は互いに空間的依存関係にあり、 相関関係を有していると見ることができる。そこで、まず空間的自己相関係数の 検定統計量であるMoranのI統計量やjoin-count統計量などの紹介を行う。 さらに、共分散構造に条件付自己回帰(CAR)モデル、同時自己回帰(SAR)モデルを 仮定した空間回帰モデルについても取り上げる。