日時 2001年6月26日(火) 15時00分〜16時40分 場所 経済学部5階視聴覚室 講演者 竹村彰通(情報理工学・数理情報) 演題 「多重分割表の加法交互作用モデリングによる母集団一意数の推定」 および "Maximum covariance difference test for equality of two covariance matrices" 概要 二つの話題について話します。第一の話題は、個票開示の母集団一意数推定問 題を分割表のセル確率の推定問題と考え、交互作用項の加法的なモデリングを 検討します。第二の話題は、二つの分散行列の同等性の検定について最大値型 の検定統計量を提案し、近似分布を tube 法を用いて求めたものです。tube 法の観点からは、添え字集合の critical radius が 0 となるようなやや特異 な例となります。