統計学輪講（第２１回）

日時　　  2001年9月25日（火）　15時00分〜16時40分
場所　　  経済学部5階視聴覚室
講演者　　牛嶋  大(東京理科大)
演題　    局外母数を含む非線形モデルの推定のための最適実験計画について

概要：
パラメータに関して非線形であるモデルの推定において興味のある母数と
局外母数が存在する場合に、興味のある母数を精度良く推定するための
最適実験計画を考える。従来法ではすべてのパラメータに関する尤度を
用いていたために局外母数が増えると計算が困難になっていた。そこで、
局外母数を取り除く方法の一つである profile likelihood を用いること
によって、局外母数が増えても計算が難しくならないような実験計画の
方法を提案する。
  今回は、比例オッズモデルの最尤推定について考え、最適な実験点数や
推定量のバイアス、ベイズ法を用いた実験計画について考察する予定で
ある。