日時 2000年12月 4日(火) 15時50分〜16時40分 場所 経済学部第4教室 講演者 田中 研太郎(数理情報 M1) 演題 錐型モデルとニューラルネット(文献紹介) 概要: 混合分布などに現れる特定不能なモデルは、正則条件をみたして いないため、一般的な漸近理論の方法が使えない。そのような非正則な 場合について、Dacunha-Castelle(1997,1999)では、錐型モデルになる 混合分布の場合について、その尤度比の漸近分布を示していて、 今回はその論文紹介をします。また、ニューラルネット型のモデルも パラメータが特定可能ではなく、一般的な方法では、推定量の漸近有効性などを 示すことができないが、Fukumizu(2001)のメモでは、ニューラルネットを、 錐型モデルに変形して、尤度比の漸近的な振舞について議論しているので、 このことについてもすこし紹介します。