統計学輪講(第35回)


日時	2000年12月 4日(火)    15時50分〜16時40分
場所	経済学部第4教室
講演者  田中 研太郎(数理情報 M1)
演題    錐型モデルとニューラルネット(文献紹介)

概要: 混合分布などに現れる特定不能なモデルは、正則条件をみたして
いないため、一般的な漸近理論の方法が使えない。そのような非正則な
場合について、Dacunha-Castelle(1997,1999)では、錐型モデルになる
混合分布の場合について、その尤度比の漸近分布を示していて、
今回はその論文紹介をします。また、ニューラルネット型のモデルも
パラメータが特定可能ではなく、一般的な方法では、推定量の漸近有効性などを
示すことができないが、Fukumizu(2001)のメモでは、ニューラルネットを、
錐型モデルに変形して、尤度比の漸近的な振舞について議論しているので、
このことについてもすこし紹介します。


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