統計学輪講(第43回)


日時	2002年 2月5日(火)    15時〜15時50分
場所	経済学部第4教室
講演者 金谷  信(経済M2)
演題 	非加法的測度による効用理論についての紹介

概要: 
 不確実性下での経済主体の行動定式化は、伝統的にBayes理論:期待効用理論
によって行われてきました。期待効用理論が扱うのは、不確実な状況が単一の
確率測度によって記述される状況です。
 これに対し、Schmeidler(1986,1989)は、非加法的な測度(:Capcity)を
用いてのChoquet積分による効用理論を構成しました。この効用理論の下では、
不確実な状況は、非加法的測度、若しくは確率測度の集合によって、表現されます。
 この発表では、Schmeidler(1986,1989)をはじめとする、非期待効用理論について
考察します。
これらの理論の公理、その応用などについて発表します。


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