日時 2002年 2月5日(火) 15時〜15時50分 場所 経済学部第4教室 講演者 金谷 信(経済M2) 演題 非加法的測度による効用理論についての紹介 概要: 不確実性下での経済主体の行動定式化は、伝統的にBayes理論:期待効用理論 によって行われてきました。期待効用理論が扱うのは、不確実な状況が単一の 確率測度によって記述される状況です。 これに対し、Schmeidler(1986,1989)は、非加法的な測度(:Capcity)を 用いてのChoquet積分による効用理論を構成しました。この効用理論の下では、 不確実な状況は、非加法的測度、若しくは確率測度の集合によって、表現されます。 この発表では、Schmeidler(1986,1989)をはじめとする、非期待効用理論について 考察します。 これらの理論の公理、その応用などについて発表します。