日時 2002年 7月16日(火) 15時〜16時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 大西 俊郎(統計数理研究所) 演題 Location family におけるスタイン現象およびその静電気学的解釈 概要 Location family におけるスタイン現象を静電気学の理論を援用して議論す る. 推定関数のあるクラスを考え,推定関数の良さをその平均2乗ノルムで評価す る. クーロンポテンシャルからノルムに関する平均ピタゴラス関係が導かれる. この関係式を利用することで,尤度推定関数を優越する推定関数を構成する. 密度関数が適当な条件を満たすとき,上記の推定関数をさらに優越する推定関数 を構成できる. 尤度推定関数を優越する推定関数と静電気学における物理量との間の関係を追究 する. なお,本研究は統計数理研究所 柳本武美教授との共同研究である.