日時 2002年 9月 3日(火) 15時〜15時50分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 田中冬彦(数理情報M1) 演題 Dynamics of statistical distance(論文紹介) 概要: 原子核ビームなどの量子力学で記述されるようなミクロの状態が、 未知のパラメータを含む場合に、実験による観測データから パラメータを推定する問題について、数理統計的な視点から考えます。 本発表では、まず、現在までに確立された、量子力学系の観測に関する 数学的定式化について説明します。 次に、比較的簡単な具体例として、原子核崩壊などの二状態系の混合状態について、 標題のS.L.Braunstein and G.J.Milburn(1995)による論文にしたがって説明する予 定です。