日時 2002年 11月 5日(火) 15時〜15時50分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 山本大輔(数理情報M1) 演題 重回帰分析を用いたQTL解析(文献紹介) 概要: 生物の形質には、差異を定性的に表すことができる質的形質と、 計量値で表される量的形質とがある。 QTL解析は、量的形質に関与する遺伝子座について、 マーカーとの連鎖を利用して、 連鎖地図上の位置と遺伝効果を個別に推定する方法である。 QTL解析には、区間マッピング法(Lander and Botstein 1989)や 重回帰分析法(Haley and Knott 1992)や 単一マーカーを用いた重回帰分析法(Keasey and Hyne 1994) などが提唱されてきた。 重回帰分析法によるQTL解析は、区間マッピング法と比べて、 簡便な計算量で同じような結果を出すことができる、という利点がある。 本発表では、まずF2世代における区間マッピング法について説明し、 それから重回帰分析法とその利点について、論文を参考に見ていく。