統計学輪講(第8回)

日時	2003年 5月20日(火)    15時〜15時50分
場所	経済学部新棟3階第3教室
講演者  小林 景(情報理工D2)
演題	トーナメントによる全順位決定問題

概要:  
サッカー、テニスなどの大会において、一般に用いられている
トーナメント形式は、2位の実力を持つチームが1位の実力を
持つチームと初戦で対戦すると、非常に低いランクに位置付け
られてしまうという欠点を持つ。
本研究では、この欠点を避ける新たなトーナメント形式を提案
する。また、試合の勝敗に関する二つの確率モデルを仮定し、
全チームの順位を決定するのに必要なラウンド数の分布を解析
する。
その際に、ballot problem、極値理論、半順序集合に関するHasse
図、並列計算アルゴリズム理論等の様々な分野の知識を用いる
という点が、本研究の特徴でもある。

なお、本研究は川崎(情報理工M1)、竹村(情報理工教授)との
共同研究である。



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