日時 2003年 6月10日(火) 15時50分〜16時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 山本大輔(数理情報M2) 演題 重回帰分析法を用いた遺伝効果の推定 概要: 生物の形質には、差異を定性的に表すことができる質的形質と、 計量値で表される量的形質とがある。 QTL解析は、量的形質に関与する遺伝子座についてマーカーとの連鎖を 利用して、連鎖地図上の位置と遺伝効果を個別に推定する方法で、 重回帰分析法などが提唱されている。 重回帰分析法では、実際には未知であるQTLの位置を既知と仮定して 推定を行うため、QTLの位置を染色体の端から少しずつ移動させながら、 各点について尤度比を求める必要がある。 今回は、QTLの位置を動かしたときの軌跡に注目して、 QTLの位置と遺伝効果を推定する方法について、 マーカー1つQTL1つの簡単なモデルを例に計算を行う。
Tokyo University