統計学輪講(第27回)


日時    2003年 10月 7日(火)    15時〜15時50分
場所    経済学部新棟3階第3教室
講演者  米田 伸弘(経済M1)
演題    ノンパラメトリックなpriorを用いた場合のベイズ分析法

概要:  
Bayesian nonparametricsという考え方自体はFerguson(1974)に始まる。しかし、
実践的な応用がなされるためには、Escobar(1994)によるマルコフ連鎖モンテカ
ルロ法を用いた推定法の提案を待たねばならなかった。Escobarの方法には、サ
ンプル間の自己相関が高いために収束が遅いという問題と、Generalized Polya
urn schemeを用いるためにモデル全体をmarginalizeする必要があるという問題
がある。特に、後者はこの手法を用いる際の大きな制約となってきた。だが、こ
の二つの問題点はIshwaran and James(2001)により提案された方法によりいずれ
も回避できる。

今回はBayesian nonparametricsの一番良く知られたクラスであるDirichlet 
process priorを用いた場合のサンプリング法について概観する(Neal(2000))。
さらに、Kleinman and Ibrahim(1998)による「ノンパラメトリックな変量効果
を持つ線形混合モデルのベイズ分析」を、Ishwaran and James(2001)により提案
された方法で追試し、その結果を比較し、報告する。



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