統計学輪講(第28回) 日時 2003年 10月 7日(火) 15時50分〜16時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 高橋 尚太郎(数理情報M1) 演題 A DYNAMIC FACTOR MODEL FOR THE ANALYSIS OF MULTIVARIATE TIME SERIES 概要: 多変量時系列において、固体を表す添え字を時間の添え字に読み替えることで、 形式的に主成分分析を行うことは可能であるが、このような形式的な適用につ いては古くから問題点が指摘されてきた。 解決策として、時間列の離散Fourier変換によって、漸近的に独立なデータに変 換し、古典的な主成分分析の枠組みに帰着させる方法があるが、多くのデータが 必要となる。 今回紹介する論文では、小さなサンプルサイズに対しても、比較的頑健な動的因 子モデルというものを導入し、その考察を試みる。
Tokyo University