日時 2004年 5月 18日(火) 15時50分〜16時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 赤城 正典(数理情報M2) 演題 品質管理におけるばらつき効果と混合ばらつき実験(論文紹介) 概要: 伝統的な実験計画法では,水準間の等分散性を仮定するので得られる データについてばらつきを考えることをしない.しかし,実際の品質管理の 分野では,品質特性のばらつき削減を目的とすることが数多く存在する. ばらつき削減をするためには,制御因子と誤差因子の交互作用を求めることが 重要になる.これがわかれば,制御因子の水準を変え,誤差因子の影響を 小さくできる.本発表では,制御因子と誤差因子の交互作用を求めるのに 適しているとされる混合計画(compound design)を説明し,その中で 役に立ついくつかの混合計画を紹介する.ちなみに混合計画とは,田口氏が 考案した直積計画(direct product design)の一般化である.
Tokyo University