日時 2004年 6月 8日(火) 15時50分〜16時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 鎌谷 研吾(数理科学M2) 演題 Hastings Metropolisアルゴリズムのパラレルチェインによる修正 (論文紹介) 概要: Markov Chain Monte Carlo 法の中でも, Hastings Metropolis アルゴリズムは, 計算のしやすさのために広く用いられている. しかし一般的な方法では, 提案分布 と求めたい分布との差が大きいときに, その収束性はあまり良くないことが 知られている. そのため, アルゴリズムの修正版は様々な方法が提案されている. 紹介するChauveau. D. と Vandekerkhove. P. による論文(2001. Scand. J. Statist. 29)もそのようなものの一つである. ステップを追うごとに, 提案分布を学習して いくというのが根幹のアイデアである. この修正版を、一般的なアルゴリズムと比較し、優れた点と、問題点を紹介する。
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