日時 2004年 6月 29日(火) 15時〜15時50分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 清 智也 (数理情報D3) 演題 変換ガウス確率場モデルの局所漸近混合正規性 概要: 離散的に観測される変換ガウス確率場モデル(transformed Gaussian random field model)の局所漸近混合正規性を示す。 ただし変換ガウス確率場モデルとは、ガウス確率場を各地点に おいてパラメトリックな非線形関数で変換することにより作ら れる確率場モデルのことをいい、空間データ解析で用いられる。 ここでは、変換する前のガウス確率場は独立増分を持つものと 仮定する。また、観測値は単位立方体内の等間隔な格子点上で 得られるものとし、格子が密になっていく漸近理論を扱う。 本結果は、Dohnal(1987), Genon-Catalot et al.(1993, 1994) による1径数拡散過程に関する結果の拡張である。
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