統計学輪講(第26回)

日時    2004年 10月 19日(火) 15時〜16時40分
場所    経済学部新棟3階第3教室
講演者  久保川 達也 (東京大学経済学部)
演題    推定におけるミニマクス性と許容性について
概要:
  ミニマクス性と許容性は推定理論において基本的な概念であり,いずれも
ベイズ推定を通して議論することができる。ここでは,それらの基本的な
説明をするとともに下記の話題について紹介する。
(1)母数空間が制約されているときのミニマクス性について 
      --- Girshick and Savage (1951) の古典的な方法の適用 ---
(2)許容性の証明方法について 
      --- Eaton (2001) による,ランダムウォークの再帰性を用いた方法の紹介 ---
(3)階層ベイズ推定量の事前分布の選択 
      --- 許容的ミニマクス推定量であるための,事前分布の特徴付け ---







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