日時 2004年 10月 19日(火) 15時〜16時40分
場所 経済学部新棟3階第3教室
講演者 久保川 達也 (東京大学経済学部)
演題 推定におけるミニマクス性と許容性について
概要:
ミニマクス性と許容性は推定理論において基本的な概念であり,いずれも
ベイズ推定を通して議論することができる。ここでは,それらの基本的な
説明をするとともに下記の話題について紹介する。
(1)母数空間が制約されているときのミニマクス性について
--- Girshick and Savage (1951) の古典的な方法の適用 ---
(2)許容性の証明方法について
--- Eaton (2001) による,ランダムウォークの再帰性を用いた方法の紹介 ---
(3)階層ベイズ推定量の事前分布の選択
--- 許容的ミニマクス推定量であるための,事前分布の特徴付け ---
Tokyo University