統計学輪講(第13回)

日時    2005年 6月 28日(火)  15時50分〜16時40分
場所    経済学部新棟3階第3教室
講演者  西村 友昭(数理情報M2)
演題    一般化積率法を用いたモーメント条件に対する選択基準(論文紹介)
概要:
一般化積率法において必ずしも与えられたモーメント条件がパラメータの推定に
とって良いものであるとは限らない.モーメント条件の満たすべき性質として,
直交性,有効性,非冗長性の三つの性質があげれられる.直感的には直交性とは
モーメント条件として正しくその期待値が0になることであり,有効性と非冗長
性はパラメータに関する情報を最大限に,かつ無駄なく得ようという性質である.
本発表では,これらの性質を満たすモーメント条件を適切に選択するための二つ
の選択規準を紹介する.また,これらの選択規準の漸近的な振る舞いについても
説明する.



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