統計学輪講(第24回)

日時    2005年 10月 18日(火)  15時〜16時40分
場所    経済学部新棟3階第3教室
講演者  原 尚幸(地球システム)
演題    Poisson分解可能モデルにおける平均の同時推定について
概要:
  昨年度の輪講で, 飽和モデルにおける多次元 Poisson 平均の縮小推定の
議論が Poisson 乗法モデルの平均の同時推定へと拡張できることを示した. 
今回は  Poisson 乗法モデルを部分モデルとして含むより一般の Poisson 
分解可能モデルへの拡張について考え, 最尤推定量をある損失関数の意味で
改良する推定量のクラスを与える. それらは飽和モデルにおけるChou(1991)の
推定量や Clevenson and Zidek(1975)の Bayes 推定量の自然な拡張になっている. 
  また提案する推定量には improper prior に対する一般化 Bayes 推定量も
含まれるが, 時間があればその許容性についても議論する. 
  以上は竹村先生との共同研究である.



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