日時 2005年 11月 8日(火) 15時〜15時50分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 菅原 慎矢(経済M1) 演題 Estimation of the Equilibrium Job Search Model with Outlier Detection 概要: 統計調査に対する社会的認知度が低い場合、賃金に関する調査は徴税目的のも のと誤解され、異常値が発生することが多い。既存の計量経済学研究において はi.i.d. 測定誤差の導入によって異常値に対応するケースが多いが、この方 法では異常に低い値がsystematicにreportされる状況を分析することは不可能 である 本研究では、就職行動を最適停止問題として定式化する求職モデルにゲーム理 論による独占的競争を導入した均衡求職モデル(equilibrium job search model)を対象として、マルコフ連鎖モンテカルロ法による異常値処理を組み込 んだ推定方法を提案する
Tokyo University