統計学輪講(第39回)

日時    2006年 1月17日(火)  15時〜15時50分
場所    経済学部新棟3階第3教室
講演者  遠藤 祐司(数理情報M2)
演題    分解可能モデルに基づく比例反復法の改良
概要:  
  分割表における階層モデルのセル確率の最尤推定量は一般には明示的に得られない.
このような場合には反復計算によって求めることができる.最も一般的な方法は
比例反復法であり,これは一つの周辺に着目してセル確率を更新していく方法である.
今回は,分解可能モデルに基づいて,より大きなまとまりに着目して更新を行う
比例反復法の改良を提案する.提案する更新アルゴリズムが最尤推定量に収束する
ことを示し,さらに収束先に近い場合には提案する方法がより良い更新法となって
いることを示す.



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