統計学輪講(第14回)

日時    2006年 6月 27日(火)    15時50分〜16時40分
場所    経済学部新棟3階第2教室
講演者  堀越 保徳(数理情報M2)
演題    ゲーム論的確率論による、大数の強法則、重複対数の法則の証明

概要:
  ゲーム論的確率論では, 賭けによって自分の資産を増やそうとするSkepticと,
賭けの結果を操作してSkepticの資産が無限に増大することを阻止しようとする
Realityという2人のプレイヤーによって為されるゲームについて考察する. この
時, Skepticの資産を有界な範囲に留めておくためには, Realityは賭けの結果が
ランダムに見えるように手を選ぶことが要求される.

今回の発表では、[1]のchap. 4, 5に従って、対数の強法則, 重複対数の法則の
ゲーム論的確率論による証明を紹介する。

reference
[1] G. Shafer and V. Vovk : Probability and Finance -- It's Only a Game,
Wiley, New York, 2001


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