統計学輪講(第20回)

日時    2006年 9月26日(火)    15時〜15時50分
場所    経済学部新棟3階第2教室
講演者  渡辺 唯一(数理情報M1)
演題    変化点問題と幾何学的方法 (文献紹介)

概要:
変化点問題は状態に変化があったかどうかをノイズを含んだ観測値から統計的に推論する
問題である.変化点問題の具体例として,分割表における交互作用変化点検出やQTL解析
への応用があげられる.変化点問題を解析するの当たっては特異モデルといった統計モデ
ルが用いられる.特異モデルを扱う際に幾何学的なアプローチとしてtube法がある.本発
表ではtube法の概要とその適用例について紹介する.

[参考文献]
 Y. Ninomiya (2004). Construction of conservative test for
 change-point problem in two-dimensional random fields, Journal of Multivariate
 Analisys, 89, 219-242.


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