日時 2008年5月27日(火) 15時50分〜16時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 黒瀬 雄大 (経済M2) 演題 Time-Varying Quantiles/Expectiles(文献紹介) 概要 時系列データに関して、時間とともにその分布が変動する状況を考える。株価収益率を 考えた場合、期待値や分散のほか、分布の裾の変化も重要視される。そこで時間ととも に分位点が変動するモデルを考え、状態空間法を適用することにより推定を行うことを 考える。また、分布の裾の確率を考える分位点の代わりに、分布の裾の期待値を考える ``expectile''に関しても同様の検討を行う。更に、分布の変化を追う指標や、予測に ついても検討する。今回の発表は、De Rossi and Harvey(2006,2007)の紹介であるが、 今後の方向性についても触れたい。 [紹介文献] ``Time-Varying Quantiles'' , Giuliano De Rossi and Andrew Harvey , Discussion Paper (2006) ``Quantiles, Expectiles and Splines'' , Giuliano De Rossi and Andrew Harvey , Discussion Paper (2007)