日時 2008年10月21日(火) 15時50分〜16時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 近藤 健司 (情報理工M1) 演題 Parameter Expansion for Data Augmentation (文献紹介) 概要 ベイズ統計学において事後分布からのサンプリングを行う際に, データ拡大法 (data augmentation)が有用である. データ拡大法は, 統計モデルからの観測 データに欠損があるとみなし, 反復の各ステップで欠損を補填しつつサンプリ ングを行うマルコフ連鎖モンテカルロ法である. 本発表では, [1]での議論を 下敷きに, データ拡大法を加速するPX-DAアルゴリズムと, その収束レートに関 する理論的結果を紹介する. [1] Liu, J.S. and Wu, Y. N: Parameter Expansion for Data Augmentation. Journal of the American Statistical Association, Vol. 94, No. 448, (Dec., 1999), pp.1264--1274