統計学輪講(第8回)

日時      2009年05月19日(火)    15時~16時40分
場所      経済学部新棟3階第3教室
講演者    矢島 美寛 (経済)
演題      Fourier analysis of irregularly spaced data on R^d

概要

時系列解析の推測理論で用いられるPeriodogram, Tapered Periodogram ,
Smoothed Periodgram さらに最尤推定量の近似推定量であるWhittle 推定量の
不規則な地点(時点)で観測される空間データへの拡張を考える。
その漸近的性質を導出するとともに実際データへの応用例として首都圏の
公示地価の分析を紹介する。
最後に今後の課題を述べる。
松田安昌氏(東北大学)との共同研究である。

参考文献:
Y.Matsuda and Y.Yajima
Fourier analysis of irregularly spaced data on R^d
J.Roy.Statist.Soc. B(2009)71, Part 1, pp.191-217.