日時 2010年05月11日(火) 15時~15時50分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 黒瀬 雄大 (経済D2) 演題 時変分位点のベイズ推定とその応用 概要 時系列データに対しては、その分布の期待値や分散だけでなく、裾の性質にもしばしば 関心が寄せられる。金融時系列データの場合に、確率分布の裾の分位点であるValue at Risk (VaR) が、リスク管理の指標として用いられるのが一例である。そこで本発表で は、時系列データを発生させる分布の分位点の挙動をモデル化し、比較を行うことを目 指す。マルコフ連鎖モンテカルロ法によりモデルのベイズ推定を行い、モデル選択の結 果を示す。また、日本のインフレ率データを対象に実証分析を行う。更に、損失関数を 変えた場合及び、推定の改善についても検討する。