日時 2011年11月01日(火) 15時00分~15時50分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 溝江 将 (情報理工M1) 演題 RcppによるRの拡張 概要 統計においては,計算機を用いたデータ処理,シミュレーションなどが必要不可欠である. どの言語でこれらを行うかについては幾つか選択肢があるが,選択肢のひとつとして フリーの統計処理言語であるRがある.様々なライブラリを揃えており便利な Rであるが,大規模データの処理の際には,時としてその速度の遅さが問題となる 場合がある.その対策としてCやFortranなどの言語でRを拡張することができるが, その手順は比較的複雑であった. しかし,近年 Dirk Eddelbuettel らがRcppというパッケージを改良し, C++によるRの拡張は他の言語による拡張に比べ,容易になった. 今回は,Rcppを用いることでどのようにRを拡張することができるのか, また計算速度の向上がどの程度見込めるのかについて,点過程のシミュレーションな どの例を用いて発表する.