統計学輪講(第25回)

日時      2012年01月24日(火)    15時50分~16時40分
場所      経済学部新棟3階第3教室
講演者    浅見 征平 (情報理工M2)
演題      瞬き及び脳波入力を考慮した知覚交替の点過程モデリング

概要
 曖昧さを有し,複数の解釈が可能となる図形のことを多義図形という.
そして,多義図形を観ているときに起こる解釈の変遷を知覚交替という.
この知覚交替は,動物が物体を知覚するカニズムを解析する上で
重要な手がかりになるとされている.また,地震の発生時刻や
機械の故障など,時間軸上に並んだ事象の発生時刻を確率的現象として
捉えるモデルのことを点過程という.
 本発表では,ネッカーキューブと呼ばれる多義図形における知覚交替を
点過程とみなし,外部入力として瞬きや脳波の影響を考慮して行った
知覚交替の点過程モデリング及び実験データの解析結果を紹介する.