統計学輪講(第07回) 日時 2012年05月29日(火) 14時50分~16時30分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 竹村 彰通 (情報理工) 演題 ホロノミック勾配法の分布論への応用 概要 ホロノミック勾配法は,確率分布の正規化定数の満たす偏微分方程式を用いて,正規 化定数や最尤推定値を求める方法で,Holonomic gradient descent and its application to the Fisher-Bingham integral, Advances in Applied Mathematics, 47, 639-658, Nakayama, Nishiyama, Noro, Ohara, Sei, Takayama and Takemura, 2011, で提案された.その後,方向統計学の問題や多変量正規分布の 分布論でその有効性が確認されつつある.本講演では,その発端について説明すると ともに,Wishart 分布の分布論への応用について説明する.