統計学輪講(第08回) 日時 2012年06月05日(火) 15時40分~16時30分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 城田 慎一郎 (経済M2) 演題 Realized sotchastic volatility with leverage and long memory:Review of volatility forecast 概要 Realized Volatility (RV) と日次リターンの同時モデリングがTakahashi Omori and Watanabe (2009)により提案された(Realized Sotchastic Volatility (RSV) mode)。2011年10月の統計学輪講では、上記モデルに長期記憶過程のひとつである ARFIMA過程を当てはめたモデルについて、周辺尤度におけパフォーマンスの改善につ いて紹介させて頂いた。 ボラティリティ予測においては、MSEなど具体的な損失関数を仮定する必要があり、 真のボラティリティは実際には観測できないので、代理変数を用いる必要がある。代 理変数がある条件を満たせば、ボラティリティの予測力のランキングが代理変数を用 いても不偏であるという意味でrobustな損失関数がPatton (2011)により提案されて おり、今回は上記結果についてご紹介させて頂く。