統計学輪講(第27回) 日時 2013年01月29日(火) 14時50分~15時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 黒瀬 雄大 (経済D3) 演題 多変量実現確率的ボラティリティモデルと動学的均一・ブロック均一相関 構造について 概要 近年、高頻度資産収益率データを利用して得られる実現測度に注目が集まっている。 本報告では、複数資産の日次収益率と実現測度の同時モデリングを、対数線形多変量 確率的ボラティリティモデルを拡張する形で取り上げる。株価データについて知られ ているレバレッジ効果、交差レバレッジ効果も考慮する。複数資産収益率間の相関は 時間変動していることが知られているが、ここではそれらが均一、あるいはブロック 均一相関構造を持ち、かつ時間変動することを仮定したモデルを扱う。また、株価 データによる実証結果についても紹介する。