統計学輪講(第15回)

統計学輪講(第15回)
日時      2013年10月08日(火)    15時40分~16時30分
場所      経済学部新棟3階第3教室
講演者    鈴木 皓博 (情報理工M1)
演題      Mean-Variance and Expected Utility: The Borch Paradox(文献紹介)

概要
Johnstone and Lindley(2013)を紹介する。
Mean-Variance (MV)は投資分析において決定の枠組みとしてよく知られている。
Borch's paradoxは2点分布を用いて理性的な投資家が従う無差別曲線が"存在しない"ことを示したものである。
本発表では、Borch's paradoxにより提起された問題をめぐるMVと
expected utilityの関係についての議論を説明する。
また、Borch's paradoxの背後にはquadratic utilityの仮定があることを説明する。


[1] David Johnstone and Dennis Lindley: Mean-Variance and Expected Utility: The Borch Paradox. Statistical Science. vol. 28,
 no. 2 (2013), pp. 223-237.