統計学輪講(第13回)

統計学輪講(第13回)
日時      2014年10月07日(火)    14時50分~15時40分
場所      経済学部新棟3階第3教室
講演者    古山貴之 (情報理工M1)
演題      "Axiomatic geometry of conditional models" (文献紹介)

概要
Lebanon[1]を紹介する.

情報幾何では統計的モデルに微分幾何構造をのせて解析をおこなう.
その際にRiemann計量としてFisher計量が基本的に用いられる.
一般にRiemann計量は無数に存在するが,\v{C}encovはある種の不変性によってFisher計量の一意性を導いた.
その後Campbellが拡張した形を示した.
今回紹介する論文では,条件付モデルの場合において\v{C}encovの議論と同様の不変性により
特徴づけられるRiemann計量をCampbellの手法に基づき導いた.

本発表では論文の内容の紹介および考察した点について述べる.


[1] Lebanon, G. "Axiomatic geometry of conditional models. IEEE Trans. Inform. Theor., vol. 51, (2005), pp. 1283--1294.