統計学輪講(第14回) 日時 2014年10月14日(火) 14時50分~15時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 松田 孟留 (情報理工D1) 演題 線形回帰における制御問題 概要 線形回帰モデルにおいて、出力(目的変数)の値が望みの値に近くなるように入力(説明変数)を選択する問題(制御問題)を考える。 回帰係数は未知であり、サンプルのみから入力を選択する。この問題に対して、決定理論の観点から、許容性や完全類に関する結果が既に得られている。 損失が特殊な形をしているため、一般化ベイズ推定量のクラスが完全類にならないなどの性質をもつ。 本発表では、制御問題に関する先行研究を紹介して、(1)発散型推定量による漸近的改良と(2)多変量線形回帰モデルへの拡張に関する研究の経過を報告する。