統計学輪講(第16回) 日時 2014年10月28日(火) 14時50分~15時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 今泉允聡 (経済D1) 演題 再生核理論を用いたセミパラ効率分散の導出 概要 セミパラメトリックモデルは、有限次元母数と無限次元母数によって特徴付けられる統計モデルである。 セミパラ効率分散とは、無限次元母数を局外母数として扱う時の、興味がある有限次元母数の分散の下限である。 この効率分散は影響関数から局外母数の影響を除く事で得られるが、実際に計算出来るモデルは限られている。 本研究は、再生核ヒルベルト空間の理論を用いて投影作用素を推定し、一般的なモデルでのセミパラ効率分散の導出を行った。 参考文献 Van der Vaart, Aad W. Asymptotic statistics. Cambridge university press, 2000.