統計学輪講(第21回) 日時 2014年12月02日(火) 15時40分~16時30分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 土橋 将人 (情報理工M1) 演題 離散的な特徴データを生成する3パラメータ Beta Process(文献紹介) 概要 本発表では[1]を紹介する. 離散的なデータは,例えば選択式アンケートの結果など,特徴や属性を表すデータで使われている. 離散的なデータを生成する分布を構成する方法としてよく知られているものに Dirichlet Process がある. また, Dirichlet Process による構成を Stick-Breaking Process の形で表現し, パラメータ数を1から2に増やす拡張をしたモデルとしてPitman-Yor Process がある. [1]はこの拡張と同じような拡張を[2]で提案された beta Process に適用することによって得られる3パラメータモデルを提案し, そのモデルが2種の冪乗則(Heaps' law, Zipf's law)を満たすことを示した. 参考文献: [1] T. Broderick , M. I. Jordan and J. Pitman, (2012), "Beta processes, stick-breaking, and power laws", Bayesian Analysis 2012 Volume 7, number 2, pp. 439 - 476. [2] J. Paisley, A. Zaas, C. W. Woods, G. S. Ginsburg, and L. Carin, (2010), "A stick breaking construction of the beta process", International Conference on Machine Learning, Haifa, Israel, 2010, pp. 847 - 854.