統計学輪講(第22回) 日時 2014年12月09日(火) 14時50分~15時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 江原 斐夫 (経済M1) 演題 Modeling Financial Contagion Using Mutually Exciting Jump Processes 概要 金融危機時において、ブラウン運動による資産価格モデルはその急激な変化を充分に説明できない。 また、この資産価格におけるジャンプを引き起こしうる金融危機は頻繁に発生するが、2007年~2008年の 金融危機ではジャンプが地域を超えて互いに影響を与え合い、その度にジャンプインテンシティを増して いったという点(contagion)が特徴的である。今回紹介する論文 Ait Sahalia 2014 Journal of Financial Economics. "Modeling Financial Contagion Using Mutually Exciting Jump Processes" ではこのcontaigionをモデル化し,適切で実行可能な推定法を構築することを目的としている。 12月9日の統計学輪講ではこの論文を紹介する。