統計学輪講(第9回) 日時 2015年06月16日(火) 15時45分~16時35分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 玉江 大将 (経済M2) 演題 小地域推定における平均と分散の同時縮小推定法 概要 小地域推定問題では地域平均に対しての推定精度が研究対象である。従来は標本分散を そのまま使っていたが、小地域においては標本分散も標本平均同様に不安定であり、 不安的な標本分散をもとに得た地域平均の縮小推定量も不安定なものとなる。そこで 標本平均と標本分散を共に縮小させる同時縮小推定モデルがMaiti et al (2014)に よって提案された。本研究においてはこの同時縮小推定モデルのベイズ推定量を 解析的に導出しそのリスクを評価すると数値実験を行った。