統計学輪講(第16回) 日時 2016年10月18日(火) 14時55分~15時45分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 翁 啓翔 (情報理工M1) 演題 Dirichlet過程混合モデルによる画像の領域分割 (文献紹介) 概要 画像から複数の領域に分割する問題について扱う. 領域分割の統計的なアプローチを用いた手法は数多く研究されており,代表的なものとしてk-means法や 有限混合ガウスモデルを用いた画素値のクラスタリング,マルコフ確率場を用いた手法等が挙げられる. しかし,従来法の多くでは分割数を予め決める必要がある一方で,現実の問題において与えられた画像の 分割数は未知の場合が殆どである. Orbanz et al.(2008)ではある方法で抽出した特徴量を無限混合モデルの一種であるDirichlet過程混合 モデルを用いてクラスタリングする手法を提案した.無限混合モデルを用いることで 混合数を予め決める ことなく,データに応じて自動的に決定することが可能になる. 参考文献: Peter Orbanz, Joachim M. Buhmann, "Nonparametric Bayesian Image Segmentation'', International Journal of Computer Vision (IJCV), Vol. 77, 25-45, 2008.