統計学輪講(第18回) 日時 2016年11月01日(火) 15時45分~16時35分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 ピッサマイ ピッタヤパット (情報理工M2) 演題 乱択従属係数 概要 概要 [1] を紹介する。 [1]ではHirschfeld-Gebelein-Renyi最大相関係数に基づいて乱択従属係数という新しい従属係数を紹介した。 このHGR最大相関係数は普段用いられているPearson's Rho, Kendall's Rank などと違い、[2]で提案した性質を 全部満たしているが、実装しにくい問題などがある。そのため、筆者がHGRの推定量であり、3つの概念によって 構成された乱択従属係数を提案した。3つの概念、つまりCopula、非線形な射影の生成、そして正準相関を紹介した後、 乱択従属係数の性質について述べる。その特徴として、乱択従属係数は線形的な依存関数が測れることや5行のR言語の プログラムで実装できることが挙げられる。 最後にこの乱択従属係数を実際データに適用させ、得られた結果や他の従属係数との比較などを紹介する。