統計学輪講(第2回) 日時 2017年04月18日(火) 14時55分~16時40分 場所 経済学部新棟3階第3教室 講演者 岸野 洋久 (農) 演題 分子進化速度と分岐年代の統計モデル 概要 分子進化の中立説から派生する分子時計は、分子系統樹を一次近似として良く説明することが確認されている。 これを基準線として、統計モデルを通して分子時計の確率的な揺れが測られ、分岐年代が推定されてきた。 分岐年代の分布を通して種分化や絶滅のパターンが測られる。 他方分子進化速度は突然変異率と固定率で決まるため、環境や機能的な制約と関連付けて適応進化の諸相を推測できる。 今回は分子進化速度と分岐年代の統計的モデリングの話題をご紹介したいと思います。