統計学輪講(第8回)

    統計学輪講(第8回)
    日時      2017年06月06日(火) 14時55分~15時45分
    場所      経済学部新棟3階第3教室
    講演者    辻野 辰彦 (経済M2)
    演題      一般化線形混合モデルを用いた死亡率の推定と予測(文献紹介)

    概要
    民間保険会社が生命保険や個人年金を販売する際、顧客の死亡リスクの評価と価格調整のために契約査定を行う。
    査定項目は観測可能な要素として顧客の死亡率の予測に利用できる一方で、
    観測できない個人の特性・虚弱性が存在し、死亡率に影響を与えていることも考えられる。
    Meyricke and Sherris (2013)は一般化線形混合モデル(GLMM)を用いて、
    これら2種類の要素を同時に取り入れるモデルを提案した。

    紹介文献:
    Meyricke, R. and Sherris, M. (2013). The determinants of mortality 
    heterogeneity and
    implications for pricing annuities. Insurance: Mathematics and 
    Economics, 53(2), 379-387.