統計学輪講(第22回)
日時 2017年11月21日(火) 15時45分~16時35分
場所 経済学部新棟3階第3教室
講演者 羽村 靖之 (経済M1)
演題 不均一性をもつポアソン分布の平均の同時推定
概要
大きさが異なる複数の地域のポアソン分布の平均の同時推定を考える。
この問題は死亡率推定などに応用される。
本発表では、縮小率が地域ごとに異なるような一般化ベイズ推定量と経験ベイズ推定量を提案し、
これらの推定量が標準的な推定量をリスクの意味で改良するための十分条件を与える。
さらに、これらの推定量は小さな地域における推定値のばらつきを減少させるために効果的であるということを散布図から確認する。
参考文献
[1]: Clevenson, M.L. and Zidek, J.V. (1975). Simultaneous estimation of
the means of independent Poisson laws. J. Amer. Statist. Assoc., 70,
698-705.
[2]: Komaki, F. (2015). Simultaneous prediction for independent Poisson
processes with different durations. J. Multivariate Anal., 141, 35-48.