統計学輪講(第1回)
日時 | 2018年4月10日(火) 14時55分 ~ 16時35分 |
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場所 | 経済学研究科棟 3階 第3教室 |
講演者 | 清 智也 (情報理工学系研究科) |
演題 | ホロノミック勾配法の復習 |
概要 |
ホロノミック勾配法とはパラメータ付き積分を計算するための技法の一つであり, Fisher-Bingham 分布の最尤推定を目的とした Nakayama et al. (2011) の論文に端を発する。 その後, Wishart 行列の最大固有値分布の計算や,多変量正規分布における象限確率の計算など,さまざまな応用が展開されてきた。 本発表ではホロノミック勾配法の基本事項について例を交えながら説明した後,現在進行中のいくつかの共同研究についてそれぞれ簡単に紹介したい。 Nakayama, H., Nishiyama, K., Noro, M., Ohara, K., Sei, T., Takayama, N. and Takemura, A. (2011). Holonomic gradient descent and its application to the Fisher-Bingham integral, Advances in Applied Mathematics, 47(3), 639–658. |