統計学輪講(第24回)
日時 | 2018年12月18日(火) 14時55分 ~ 15時45分 |
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場所 | 経済学研究科棟 3階 第3教室 |
講演者 | 佐々木 天道 (経済学研究科M2) |
演題 | The data-driven Portmanteau test with the quantilogram |
概要 |
経済・ファイナンスの分野において、時系列データに対して “directional predictability” を見出す手法が考案されてきた。 特に自己相関係数 (correlogram) を用いる手段は一般的で、標本自己相関係数について “Portmanteau test” を行う。 今回は、 Escanciano and Lobato (2009) で提案された “data-driven Portmanteau test” をベースに話を進める。 彼らは検定に AIC や BIC のような制約を課して、データに対して自己相関の最適な order を決定し、検定統計量を構成する手法を提唱した。 また、 Linton and Whang (2007) では、各分位点ごとのデータの相関を見る、 “quantilogram” と呼ばれる自己相関係数が提案されている。 本発表では、この “quantilogram” のコンテクストで “data-driven Portmanteau test” の統計量を構成する手法を発表する。
[1] Escanciano, J.C., & Lobato, I.N. (2009). An automatic portmanteau test for serial correlation. Journal of Econometrics, 151(2), 140–149. |